【海外大生向け合同説明会・交流会|Summer Pitch Event実施レポート】海外大生採用が注目されている背景は?参加企業の業界・業種、学生の属性、参加者の声をご紹介
更新日:7月24日
2024年7月、東京都内にて海外大生(海外大学に正規留学をしている日本人学生、以下、海外大生)向け合同説明会・交流会「Summer Pitch Event in Tokyo 2024」を開催致しました。
本イベントは夏季休暇で日本に一時帰国中の海外大生と直接接触する事ができる、説明会・座談会・懇親会を交えた対面型のイベントです。
当日は企業11社・海外大生108名が参加し、世界中の大学に所属する海外大生と企業担当者が交流しました。
本記事では、海外大生採用が注目されている背景、参加企業の業界や業種、参加学生の属性、イベントの内容や実際に参加された企業様・学生の声をご紹介します。
担当:フォースバレー・コンシェルジュ株式会社 岡野 究平
執筆者:Connect Job編集部 岡野 究平、中川 莉沙
目次
1. なぜ海外大生採用が注目されているのか
グローバル化が急激に進む現代において、採用においても「ダイバーシティ」がキーワードとしてピックアップされ、価値観や考え方の多様性が重要視されています。
また、語学力はもちろん、異文化対応力を含むコミュニケーション能力、海外での「常識」を理解した人材が注目されています。
海外大生は、海外大学に正規留学し学士・修士・博士課程を修了する過程で、そうした経験・スキルを持ち合わせています。
Connect Jobでは、海外大生の採用を希望される企業様に、合同説明会、個社別選考会、人材紹介など様々な形式で学生をご紹介しています。
2. Summer Pitch Event in Tokyo 2024とは
普段は海外で学生生活を送る海外大生ですが、夏季休暇で日本に一時帰国する方も少なくありません。
Connect Jobではそのタイミングを活用し、グローバル人材を積極的に採用している企業と、低学年から就活学年まで全世界の海外大生が交流する対面型イベント「Summer Pitch Event」を毎年開催しています。
(1) 参加企業の業界や業種
今年のSummer Pitch Eventには、総合商社・コンサルティングファーム・デベロッパー・メーカーなど、幅広い業界から11社にご参加いただきました。
積極的にグローバル人材を採用している、今後採用を強化していきたい等、各社の参加目的は様々です。
(2) 参加学生の属性
今年のイベントには、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾など、世界各国の大学に通う学生が参加しました。
今年の選考対象者となる25年10月以前に卒業する学生が約5割、来年の選考対象者が4割、低学年が1割と、直近の就活対象学年を中心に様々な学生が参加しました。
今年や来年の採用につながるイベントとしてはもちろん、企業の認知度向上を目的とした、採用プロモーションにも活用頂いています。
3. 【Summer Pitch Event in Tokyo 2024】イベント内容
本イベントは、企業プレゼンテーション、説明会、懇親会の3つのコンテンツで構成されています。
(1) 企業プレゼンテーション
企業プレゼンテーションでは事業内容・海外展開・キャリアパスなどについてピッチ形式でお話いただき、その後に行う説明会へスムーズに繋げることを目的としています。
各社様それぞれ2〜3分で、企業紹介・アピールポイントをスライドを交えてお話いただきました。
海外大生の就職活動事情として、日本国内で生活していないからこそ海外大生界隈の企業認知度が選考への応募者数に直結する傾向にあります。
日本国内の学生には就職先として人気がある企業だとしても、海外大生は認知していないことも多く、採用に苦戦をすることも少なくありません。
海外大生には、会社の良さや強みを知ってもらうことが最初のハードルとなります。
本イベントでは、企業プレゼンテーションで説明を聞いたことで、その企業に魅力を感じて説明会時に訪問することを決めた学生も多数確認できています。
(2) 説明会
説明会では、各社ブースを設けて、20分間のセッションを計6回実施しました。
企業理解を深めてもらうべく、事業内容やキャリアパスについて各社が詳細を説明していらっしゃいました。また数セッションを座談会形式で行い、学生の質問にざっくばらんに回答することで、企業の雰囲気を感じてもらう取り組みをされている企業もいらっしゃいました。
1回のセッションは学生10名程度の少人数制で行われ、参加企業は学生と密にコミュニケーションを取られていました。
(3) 懇親会
懇親会は立食形式にて、参加企業をより身近に感じてもらうことを目的としています。
各社が学生グループを周り、参加学生と万遍なく交流頂ける機会を設けました。参加学生は前段の説明会では聞けなかったことや聞きづらかったことを積極的に質問していました。
OB・OG訪問をすることが難しい海外大生にとっては、日本での就職に関する不安や疑問を率直に質問できる貴重な機会となりました。イベント終了まで企業と学生の会話や笑い声は絶えず、大いに盛り上がりました。
4. 【Summer Pitch Event in Tokyo 2024】イベント参加前後の学生の変化
(1) 企業の認知度・興味関心の向上
イベント実施後のアンケート結果によると、イベントに参加したことで倍以上の学生の興味関心を集めた企業が複数社ありました。本イベントがきっかけとなり、その後の選考、入社に繋がった事例も過去に多く存在します。
学生の応募獲得には企業の認知度が大きく影響するため、海外大生の就職活動が本格化する秋に向けて、夏のタイミングで企業認知・理解を深める場として本イベントを活用いただいています。
(2) 企業理解度の向上
本イベントでは単に企業を知るだけでなく、人事担当者や現場社員とカジュアルな雰囲気で話すことができます。そのため、イベント全体を通じて、認知獲得から興味関心を深め、志望度を醸成するまでを1日で完結できます。
学生アンケートでは、ホームページや説明会だけの情報収集より深く企業を理解できたという声が多く挙がりました。
人事の人と話をすることができ、キャリア形成などの話が聞けた
懇親会ではかなりフランクに、幅広く気になったことを質問できた
全体的に話しやすい環境だったので、普段聞けないことも聞けた
5. 【Summer Pitch Event in Tokyo 2024】参加した企業様の声
実際にイベントに参加された企業様の声をご紹介します。
「対面で海外大生と話ができる機会はとても貴重」
オンラインでのイベント実施が主流な中、対面だからこそ企業の雰囲気を伝えることができたと思います。交流の中で海外大生の生きた反応も見れてとても新鮮でした。
「多くの学生と近い距離でコミュニケーションがとれた」
説明会・座談会セッションでは少人数制だった為、学生と密に交流できました。
懇親会は立食形式で移動可能で自由度も高く、近い距離で学生と交流できたのがよかったです。
「エリア・学年・専攻ともにダイバーシティに富んだ学生が参加していた」
様々な大学・国・専攻の学生が参加しており、幅広い層の海外大生と一度に接触ができました。選考対象の学生はもちろん、低学年の学生に向けての早期接触ができ、企業のプロモーションの場として活用できました。
6. 【Summer Pitch Event in Tokyo 2024】参加した学生の声
実際にイベントに参加された海外大生の声をご紹介します。
「多くの企業を一度に知ることができた」
イベント冒頭のPitch Sessionでは全参加企業の紹介を聞くことができ、イベント参加前まではあまり興味のなかった企業のブースに参加するきっかけになりました。
「当初志望していなかった業界や会社のことを知ることができた」
知らなかった企業についてたくさん知ることができ、セッションを通じて今まで志望していなかった企業に興味を持ちました。選考も受けてみたいと思います。
「全体的にとても話しやすい環境だったので、普段聞けないことも聞けた」
Tシャツ・短パンOKというカジュアルなイベントだったので、他社や他のイベントと比較すると緊張せずにフランクに企業の方とお話することができました。
担当者の方も、普段聞きにくい質問も受け入れてくださって、有難かったです。
7. まとめ
以上、Summer Pitch Event in Tokyo 2024についてご紹介しました。
海外大生を採用したい企業様にとっても、一時帰国中の学生に会える本イベントは貴重な機会となります。学生とリアルに交流いただくことで、国内学生との違いを肌で感じていただく意味合いでもご活用ください。
尚、今年度の対面型Summer Pitch Eventは終了しましたが、8月にオンラインでも実施致します。
グローバル人材の採用を強化したい・力を入れていきたい
海外で活躍する優秀な人材と対面でグリップしていきたい
低学年の海外大生との接触の機会を増やしたい
という企業様は是非ご検討ください。
◆実施日程
2024年8月31日(土) 09:00 ~ 12:40 JST
◆実施形式
Online (Zoomを予定)
◆当日参加学生
海外大生(大学エリア・学年・専攻不問)
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