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【インド工科大学・インド選考会レポート】インド採用を行うメリットは?参加企業の業界・業種、内定者・企業様の声をご紹介

  • 執筆者の写真: Masato Yano
    Masato Yano
  • 3月4日
  • 読了時間: 8分

更新日:3月5日


インド門(ムンバイ)

インド工科大学(IIT)は、世界トップクラスの理工系大学として知られ、多くの優秀なエンジニアを輩出しています。近年、日本企業の間でもIITをはじめとするインドの大学から高度人材を採用する動きが加速しています。


本記事では、インド工科大学で開催された選考会のレポートをお届けします。インド採用のメリットや、実際に参加した企業の業界・業種、内定に至った候補者の事例を詳しくご紹介。また、選考会に参加した企業様のリアルな声もお伝えします。

インド人エンジニア採用に関心のある企業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


編集者:Connect Job編集部 中川莉沙、矢野雅斗


 

目次

 


  1. インド工科大学(IIT)とは?インド採用の魅力


インド工科大学(IIT)は、インド国内に23校ある理工系の最高峰大学群であり、世界的にも優秀なエンジニアを輩出することで知られています。IITの入学試験は極めて難関で、毎年約100万~150万人が受験します。2024年には147万人が受験し、1万7千人がIITに入学しました。通過倍率は86倍にのぼります。


そのため、IIT出身者は論理的思考力や高度な技術力を持ち、グローバル企業で活躍するケースも少なくありません。


近年、研究開発部門を持つ大手企業を中心に、インド採用を進めています。特に、AI・データサイエンス・ソフトウェア開発といった分野では、高い専門性を持つ人材の確保が不可欠となっています。


インド採用を成功させるためには、IITの特性を理解し、適切な選考プロセスを設計することが重要です。


インド工科大学の学生の特長や選考プロセスに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。



出典:

JEE advanced 公式サイト https://jeeadv.ac.in/

インド高等教育省 https://jeemain.nta.ac.in/


外国人エンジニア採用において、インド工科大学の学生を採用するメリット


インド工科大学の学生を採用するメリット

IITの学生を採用する最大のメリットは、その高度なスキルとグローバルな視野です。プログラミングやAI、機械学習といった分野に強く、即戦力としての活躍が期待できます。


また、インドでは英語が公用語となっています。IITの学生も英語での業務遂行能力が高く、海外クライアントとのやり取りや多国籍チームでの業務にも適応しやすい特徴があります。

従来の新卒採用とは異なり、IIT生の採用では、個々の能力を最大限に活かすための職場環境の整備も重要になります。実際にIIT生を採用した企業の事例については、以下の記事で詳しく紹介しています。


現場からの高評価を受け、6年間インド工科大学(IIT)採用を実施。多国籍企業として成長を続けるため、株式会社デンソーが進めるグローバル採用とは


他にもインド私大など採用先は複数ある


IITはインドのトップ大学群ですが、それ以外にも、インド理科大学院(IISc)やNIT(国立工科大学)、その他の私立大学など、優秀なエンジニア人材を輩出する大学は多数あります。

インド工科大学(IIT)に限定せず、インド全土の大学にも視野を広げることで、より多様な人材の採用につながります。






  1. インド工科大学採用・インド採用 参加企業の業界や業種


弊社では、2012年より、大手メーカーからITメガベンチャーに至るまで、様々な企業様のインド採用を支援してきました。


インド工科大学の選考は、大学独自のスケジュールやルールがあり、特徴を踏まえたうえでのオペレーションが不可欠です。Connect Jobでは、学生集客後の事前選考過程でのデータスクリーニング、PPTと呼ばれる事前説明会や選考会の日程調整、当日の面接オペレーションまで、トータルでサポートしています。


2024年インド選考会について:参加企業の業界や業種


2024年12月、インド現地およびオンラインでインド工科大学、インド私大の選考会が開催されました。

参加企業の業界と採用ポジション

今年はIT系メガベンチャー、大手化学メーカー、大手自動車部品メーカー、と幅広い業界の企業様にご参加いただきました。

また職種については、アプリエンジニアやデータエンジニア等のITエンジニアに加え、DX推進やデジタル事業のプロジェクトマネジメント職の採用をご支援しました。


IITカラグプール校、ハイデラバード校など全5校で、合わせて4500名以上の学生から応募があり、企業様それぞれの目標採用人数・ポジションに応じて採用を行いました。



選考会場の様子(IITハイデラバード校にて)
選考会場の様子(IITハイデラバード校にて)

  1. インド工科大学採用・インド採用 内定に至った候補者事例


4500名以上の方の応募から、選考を経て実際に採用に至った学生の事例をご紹介します。



 

ケース① 大手自動車部品メーカー アプリケーションエンジニア職内定


Aさん 

インド工科大学ハイデラバード校、技術電子工学専攻、英語ビジネスレベル

C言語, Python, SQL, JavaScript, GitHub等、 多様なITスキルを高いレベルで保持


データサイエンスとAIが専門。インターンとしてAIを活用した実務経験、多様なプロジェクトの経験あり。また、クラブ活動では貢献度の高さからリーダーに指名され、リーダーとしてメンバーをマネジメント。その多様で高い能力から、多大な活躍が期待される。


 

ケース② IT系メガベンチャー 機械学習エンジニア職内定


Bさん

インド工科大学ボンベイ校、機械工学専攻、英語ビジネスレベル

C++、Python、R、Q、JavaScript、LATEX等、多様なIT言語の知見あり


データサイエンスとAIを専門とし、企業でのインターンだけでなく、自らスタートアップを立ち上げアプリ開発を主導する等、高度な技術力と実践力を発揮。加えて、クラブ活動ではリーダーに指名され、チームマネジメントや戦略的な意思決定を経験。その多様で高い能力から、企業においても即戦力としての活躍が期待される。


 

ケース③ 大手化学メーカー DX研究開発職内定


Cさん

インド工科大学ハイデラバード校、修士・化学工学専攻、英語ビジネスレベル


大学では、機械学習を活用したバイオメディカル画像解析に関する研究を行っており、またインターンでシステムエンジニアとして、開発やデータベース管理に関する業務にも従事。さらに、化学工学科の就職コーディネーターやティーチングアシスタントとしても活躍しており、機械学習を用いたスキルとリーダーシップ能力にも企業から高い評価をもらっている。

 






選考会の様子(IITカラグプールにて)
選考会の様子(IITカラグプール校にて)

  1. インド工科大学採用・インド採用 参加した企業様の声


実際に選考会に参加された企業様からいただいた声をご紹介いたします。


 

クライアントの声① IT系メガベンチャー企業様


去年に引き続き、IIT採用をサポートしていただきました。


参加する大学を選ぶ等の採用戦略から、当日の運営サポートまで一気通貫でサポート頂きました。IITカラグプール校のプレースメントに現地で対面参加し、IITボンベイ校、デリー校のプレースメントにオンラインで参加しました。


3校合わせて7名の採用に成功し、大満足な採用となりました。特に対面参加したIITカラグプール校では、Connect Jobと共に立てた採用戦略が功を奏し、Day1のSlot1という最も有利な面接枠で参加できました。来年もConnect JobとIITプレースメントに参加を予定しています。


 

クライアントの声② 大手化学メーカー様


去年に引き続き、研究開発部門での採用を目指し、IIT・インド採用に参加しました。


以前は自社でインド採用に取り組んでいましたが、事前スクリーニングや、当日の運営等の工数を削減するため、Connect Jobの支援を依頼しました。


特に運営面について、とてもスムーズに採用を進めることができ、とても助かりました。また、当日に一度全ての候補者と面接を行った後に、急遽一部の候補者と2度目の面接を行うことを決定したのですが、問題なく対応してくださり、より納得感のある採用活動とすることができました。


今回、これまでのインド採用の甲斐もあってか、インドでの知名度が上がり、応募者が大きく増加したことが印象的です。来年度以降は各大学についての知見を深め、IIT採用を拡大することも検討しています。


 

クライアントの声③ 大手自動車部品メーカー様


昨年に引き続き、IITおよびIISc(インド理科大学院)を含むインドのトップ大学での採用活動をオンラインで実施しました。


Connect Jobには、採用戦略の策定から、コーディングテスト等事前選考支援、当日の運営サポート、そして採用後の入国支援まで、一貫してご支援いただいています。


2023年からは、Connect Jobからの提案で新たにIIScからの採用にチャレンジし始め、2024年はIISc、IITハイデラバード校、IITカラグプール校の3校のプレースメントに参加しました。結果、参加した6つの部署すべてで内定者を確保することができ、全部署で目標採用人数を達成できたのはインド採用を開始して以来、初めての成功体験となりました。

これからは内定者の2025年秋の入社に向けて、日本語教育や入社準備についてもConnect Jobと引き続き連携してまいります。


 

  1. まとめ


いかがだったでしょうか?


インド採用と聞くと大がかりなイメージを持たれるかもしれませんが、取り組み次第で世界トップレベルの優秀な方を採用できることが大きなメリットとなります。


対象大学の選定から、事前準備、当日運営まで伴走いたしますので、まずはお気軽にConnect Jobにご相談ください。





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